ビルに囲まれた都心の中央区にも、自然がたくましく生きています。
「中央区こども自然特派員」では、中央区の子どもたちが地域の自然にふれあい、気づき、 調べて記録して、映像や絵本、マップや図鑑などを制作します。
そして、それらを通じ、ほかの人たちへも「生物や自然に関するメッセージ」を伝えていきます。

この活動によって、子どもたちが地域への愛着を深め、また自然や環境を大切にしようという思いを抱き、そしてそれが中央区の人々へも広がっていくことを願っています。

中央区こども自然特派員 概要

内容:

  1. 自然観察指導/NPO法人 環境学習研究会
  2. 記録画像、絵本、マップ等の制作指導/㈱電通テック
  3. 家族、友人、知人を対象にした、制作発表会
  4. 制作したDVD、絵本、マップ、図鑑を、区内の小学校、図書館、児童館に寄贈

主催:NPO法人 環境学習研究会

共催:株式会社 電通テック

コウモリマーク第5回 中央区「夜の生き物たち」 NEW

中央区佃 
自然探検生き物観察新聞

平成22年8月3日~9月12日

<場所>佃公園、(株)電通テック本社

  • 8月3日/観察
  • 8月6日、9日、11日/制作
  • 9月12日/発表会

中央区こども自然特派員中央区こども自然特派員の活動では、都会の環境の中で、たくましく生きる生き物たちを見つけて報告しています。これまで、中央区のさまざまな場所で観察し、たくさんの生き物を見つけましたが、第5回は緑と水辺の環境がそろった佃公園で、“夜の生き物”に挑戦しました。

中央区の夜には、どのような生き物たちがいるのでしょうか?

 

◆ 昼の観察

昼の観察生き物には、昼にしか活動しない“昼行性”の生き物、夜にしか活動しない“夜行性”の生き物、そして、昼にも夜にも活動する生き物がいます。特派員たちは、中央区にすむ夜行性の生き物を見つけるために、まず、昼に観察して、見つけた生き物を記録しました。これは、昼にも夜にも活動する生き物と、夜だけに活動する夜行性の生き物を、区別するためです。

観察の結果、トンボや蝶、セミ、アリなどの虫の仲間や、カモメやヒヨドリ、スズメなどの鳥の仲間、ボラやカニなどの水辺の生き物など24種類の生き物を見つけました。

 

◆ 勉強会

勉強会次は、いよいよ夜の観察です。陽が沈み、あたりが十分に暗くなるまでの時間を利用して、特派員たちは夜行性の生き物について勉強しました。

なぜ、昼に活動する生き物と、夜に活動する生き物がいるのだろう? 昼に活動する生き物と、夜に活動する生き物では、体のつくりや餌をとる方法は、どう違うのだろう? 知りたいことが、たくさんあります。

 

◆ 夜の観察

夜の観察あたりが 暗くなり、街灯がついた頃、特派員たちは頭にヘッドランプをつけ、夜の観察に出発しました。 同じ公園でも、昼とは様子がかなり違います。まず、発見したのはセミの幼虫。土の穴からたくさんの幼虫が出てきて、羽化がはじまりました。

そして、昼の観察では見られなかったヤモリやヒキガエル、ゴイサギやコウモリなど夜行性の生き物たちを発見!コウモリがどのようにして餌をとっているのか、コウモリや虫が出す超音波を人間の耳で聞こえる音に変える、バットディテクターを使って観察しました。

夜の観察で見つけた生き物は9種類。特派員たちは、中央区の夜に生きる生き物たちと出会うことができました。

 

◆ 新聞の制作

新聞の制作観察したり記録したりするだけではなく、調べたことをたくさんの人に伝えるのが、中央区こども自然特派員の使命です。そこで、特派員たちは、今回の活動の結果を新聞にして学校や図書館に配ることに決めました。

たくさんの人に読んでもらうためには、読みやすく楽しく読める内容でなくてはなりません。そのために、タイトルを考えたり記事を書いたり、イラストや4こまマンガを作ったり、特派員たちは力を合わせて新聞を作り ました。

※新聞をご覧になる場合は、各ページ(P1~P6)をクリックしてください。

 

◆ 発表会

発表会1ついに、新聞が完成! この新聞は中央区の全小学校と図書館、児童館に配りますが、その前に、お家の方やお世話になった方がたの前で、恒例の完成発表会をしました。

発表会2「限られた都会の環境の中で、たくましく生きている生き物たちがいること」、「生き物たちは、体のしくみや生活に、それぞれ個性があること」、「人に伝えるための工夫」など、昼と夜の観察や新聞の制作をとおして、特派員たちにはさまざまな発見がありました。そして、そのことを、中央区のたくさんの仲間たちに、新聞をとおして伝えることができました。

 

第4回―②「草原の仲間たち」

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平成21年8月5日~9月13日

(場所)浜町公園、(株)電通テック本社

  • 8月5日/観察
  • 8月6日、7日、10日/制作
  • 9月13日/発表会

中央区には、公園などに緑はありますが草地が減っています。空き地はほとんどありませんし、あっても舗装されているか芝生になっていて、開けていて様々な植物が生えている草地と呼べるような場所はありません。
そんな中で、浜町公園の一部に草地が残されていたのを発見!中央区にわずかに残された草地には、どのような生き物たちがいるのかを調べ、それをほかの人たちに伝えるためのDVDと絵本を作りました。

※活動で確認できた草地の生き物・・・

  • クビキリギス
  • ショウリョウバッタ
  • オンブバッタ
  • ツチイナゴ
  • ヒシバッタ
  • シオヤアブ
  • ヤマトシジミ
  • アオスジアゲハ
  • ホソヘリカメムシ
  • オカダンゴムシ
  • エンマコオロギ
  • ハサミムシ
  • ヤマトアオトウガネ
  • ミンミンゼミ
  • アブラゼミ
  • カナヘビ

第4回‐①「学校プールの仲間たち」

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平成21年6月11日~10月6日

(場所)中央区立久松小学校

  • 6月11日/観察
  • 6月26日、10月6日/制作

中央区には、自然の水辺がありません。あるのは、まだ使われていない学校のプールや公園の池などだけです。そこで、久松小学校の皆さんと、その中にどのような生き物たちがいるのかを調べ、発見したことを「トンボ新聞」にして、ほかの人たちに伝えました。

※活動で確認できた生き物・・・

  • アカトンボの仲間のヤゴ
  • イトトンボの仲間のヤゴ
  • フタバカゲロウ
  • コミズムシ

第3回「佃掘・汽水の生き物たち」

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平成20年6月7日~9月28日

(場所)佃堀、(株)電通テック本社

  • 6月7日、8月23日/観察
  • 8月30日、9月6日、13日/制作
  • 9月28日/発表会

川の水と海の水が混じる汽水域の佃堀は、東京湾に面した中央区ならではの自然環境です。ここに、どのような自然の仲間がいるのか?子どもたちは、網ですくったり釣りをしたりして調べました。5月の春の観察会では、温んだ水の中にいろいろな魚やエビ、カニの子どもたちが見つかり、佃堀が水の生き物たちの揺り籠になっていることが分かりました。また、8月の夏の夜の観察会では、たくましく成長した姿や、新しく出会えた生き物もいて、佃堀の小さな水辺に驚くほど豊かな自然があることが分かりました。

それらの汽水の仲間たちをしっかり記憶に刻むと共に、DVDと絵本、佃堀MAPにして、ほかの人たちに伝えます。

※活動で確認できた汽水の生き物・・・

ボラ、スズキ、マハゼ、チチブ、ヌマチチブ、ビリンゴ、アベハゼ、シモフリシマハゼ、ウキゴリ、チチュウカイミドリガニ、ヤマトオサガニ、ケフサイソガニ、クロベンケイガニ、シラタエビ、ユビナガスジエビ、ゴカイ

第3回「佃掘・汽水の生き物たち」

第2回「中央区でがんばっているセミたち」

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平成19年7月22日~10月6日

(場所)あかつき公園、浜町公園、佃公園、(株)電通テック本社

  • 7月22日、29日、8月5日/観察
  • 9月8日、15日、22日/制作
  • 10月6日/発表会

自動車の音に負けず、ビルの谷間で元気一杯に鳴くセミたちと出会いました。3つの公園で、成虫を捕まえたり抜け殻を集めたりして、中央区にはどのような種類のセミがいるのかを調べたりしているうちに、子どもたちはすっかりセミ博士になりました。また、夜の観察会では、羽化の瞬間や羽化直前にアリに襲われる自然の厳しさや、いのちの大切さなど、目のあたりに見た様々な感動を映像やスケッチに残しました。

第2回「中央区でがんばっているセミたち」

そして、それらの記録素材を元にして、活動から得た自分たちの思いをほかの人たちにも伝えるために、DVDと絵本、セミMAPを作りました。

※活動で確認できたセミ・・・

アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミ

第1回「鳥の目で見てみよう!虫の目で見てみよう!」

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平成19 年2 月3 日~3 月24 日

(場所)あかつき公園、(株)電通テック本社

  • 2月3日/観察
  • 2月10日、17日、24日/制作
  • 3月24日/発表会

自然の仲間たちを見つけるためには、自分もその仲間になってしまうことが近道!もし、自分が鳥だったら・・・、もし虫だったら・・・、視点を変えてみると中央区の町はどのように見えるのだろう?第1回の活動は、子どもたちがツリー・クライミングで高い木の上に登り、鳥の目で町を見てみました。また、虫メガネを片手に石の下やお落ち葉の下をのぞき、虫の目で公園を見てみました。

すると、今まで知らなかった自然の仲間たちとの出会いがいっぱい!その感動を、㈱電通テックの社員の方々のアドバイスを受けながら、DVDと絵本にしました。初めて経験するナレーションの録音や絵本作りに、緊張気味だった子どもたちも、もの作りの楽しさにすっかり夢中になりました。

第1回「鳥の目で見てみよう!虫の目で見てみよう!」